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2023.11.01

歯列矯正で抜歯は必要?後悔しないために知っておきたい抜歯のメリットとデメリット

こんにちは!札幌市西区宮の沢にある、宮の沢エミル矯正歯科です。

歯列矯正をするとき、抜歯が必要になることがあります。しかし、抜歯は本当に必要なのでしょうか?、不安に思うこともありますよね。抜歯にはメリットとデメリットがあります。ここでは、歯列矯正で抜歯をする場合のメリットとデメリットをわかりやすく解説します。抜歯をするかどうかは、あなたの歯並びや顎の状態によって異なります。
抜歯のメリットとデメリットを理解し、後悔しない治療のためのポイントを知っておきましょう。

抜歯鉗子

歯列矯正で抜歯が必要になるケースとその理由

歯列矯正は、歯並びや噛み合わせの問題を解決するための治療です。しかし、場合によっては、矯正の前に抜歯が必要になることがあります。なぜ抜歯が必要になるのでしょうか?どんなケースが該当するのでしょうか?
歯列矯正で抜歯が必要になるケースとその理由についてお伝えします。

歯並びの混雑(叢生(そうせい))

歯並びがデコボコしている状態です。お口の中のスペースが限られており、歯が密集して配置している場合、歯並びを整えるために一部の歯を抜く必要があります。抜歯する事により、スペースを確保でき、他の歯を正しい位置に移動させることができます。そのため歯並びが綺麗になります。ただし歯並びがデコボコしているから、必ず歯を抜かなくてはいけないというわけではありません。抜歯をする以外に歯列のアーチを広げたり、歯の大きさに不調和があれば、歯の大きさをIPR(InterProximal Reduction(隣接歯間の削合))で整える方法もあります。

上顎前突(出っ歯)

上の前歯が前に突き出している状態です。前に出ている歯を後ろへ移動させるとき、前歯を引っ込める分のスペースがない場合には歯を抜くことがあります。前の歯が出ている事を改善し、正しい咬み合わせを得るために抜歯が必要となります。一般的には前から4番目の歯を抜き、上あごの前歯を下げていくことで、口元の改善にも繋がります。

下顎前突・反対咬合(受け口)

下の顎が前方に過剰に成長している場合、上の前歯と下の前歯が正しく咬み合わせられないことがあります。歯を抜くことで下の歯の位置を後ろへ調整し、咬み合わせを改善します。ただし受け口の程度が大きいと、抜歯は行わずに手術を行い、下顎前突を改善する場合があります。手術の適応の場合は、適切な医療機関をご紹介します。

歯のサイズの不均衡

歯のサイズが大きく異なる場合、バランスを取るために一部の歯を抜き審美的に調整することがあります。多くの場合は抜歯をせずに上下の歯の大きさをIPRを行うことで整えます。

顎のサイズの不均衡

上顎と下顎のサイズが不釣り合いな場合、咬み合わせや顔のバランスを整えるために抜歯が必要になることがあります。

必要なスペースはご自身の歯並びの状態によるため、個人によって違ってきます。
平均的に小臼歯と呼ばれる前から4番目、5番目の歯や親知らずを抜歯する事が多いです。
症例や治療法により異なりますが、一般的には2〜4本、親知らずを入れると最大8本になることもあります。

抜歯をする場合でも、優先的に機能性が低く必要性が低い親知らずや神経を取った歯を選択します。日本歯科矯正学会の認定医が口腔内の状態を詳細に評価し、抜歯が本当に必要な場合にのみ行われます。

下顎抜歯

矯正で抜歯するメリット

矯正期間が短くなる

歯のガタガタが多い場合、歯を抜くことでスペースを作ります。できたスペースに歯を並べるので、歯の移動が容易になり、矯正期間が短くなると費用も抑えられます。

矯正後の安定性が高まる

抜歯をすることで後戻りのリスクが非抜歯よりも減る場合があります。抜歯を行わず、無理に歯を並べようとすると、

顔のバランスや審美性が向上する

スペースが確保できるため、理想の歯並びと見た目を手に入れやすくなります。

 

矯正で抜歯するデメリット

抜歯に伴う痛みや出血がある

抜歯後の痛みや腫れ、出血などの副作用が起こることがある。
抜歯後の傷口に感染する可能性がある。

抜歯した部分に隙間ができる

抜歯した部分に隙間ができることで、食べ物が詰まったり、舌や頬が噛まれたりすることがある。

口元が引っ込みすぎる

抜歯した部分の骨や歯肉が萎縮することで、顔の形や表情が変わることがある。

 

マウスピース矯正は抜歯しても可能?

抜歯をしてもインビザラインというマウスピース矯正で治療を行うことはできます。
マウスピースは患者ごとにカスタム製造されるため、抜歯によるスペースを最大限に活用して、歯を理想的な位置に誘導できます。

非抜歯でのマウスピース矯正

スペースの確保で、歯を抜くほどでもない場合は歯を少しずつ削るストリッピング(IPR)により最小限で必要なスペースを確保する方法をとる場合もあります。
非抜歯でのマウスピース矯正は、自然な歯をつつんで歯並びを改善したいと考える方にとって魅力的な治療法です。 とりあえず非抜歯で、自信を持って日常生活を楽しむこともできます。

抜歯した場合のマウスピース矯正

抜歯によってスペースを確保することで、より効果的な矯正が可能になります。
マウスピース矯正は、抜歯を伴う場合でも、個別の治療計画に基づいてより自然な歯並びを実現する効果的な方法です。美しい笑顔を手に入れるための魅力的な選択肢として、多くの人に支持されています。

Eラインの変化

まとめ

歯列矯正において、抜歯が必要な場合とそうでない場合があります。抜歯は、歯並びや目的に応じて適切に行われるべきですが、メリットとデメリットを十分に理解してから決断することが大切です。抜歯をしないで矯正する方法もありますが、それぞれに適した条件や効果がありますので、自分の状況に合わせて最適な矯正方法を選ぶ必要があります。

別記事で矯正歯科の選び方について記載しておりますので、ぜひご覧ください。

失敗しない矯正歯科の正しい選び方7つのポイント

日本矯正歯科学会の認定医は、高い専門性と経験を持っており、信頼できる診断と治療を提供します。もし、抜歯について迷ったり悩んだりすることがあれば、気軽に相談して下さい。日本矯正歯科学会の認定医が、しっかりとした診断のもと最適な治療方法を提案し安心して矯正治療ができるように寄り添います。

日本矯正歯科学会公式HP(認定医を探す)

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